M-1グランプリ2025!終わってしまいましたね…
放送終了の30分後(22:41)、このブログを書き始めています。SNSで皆さんの感想を読みながら余韻にひたる前に、まず自分の言葉だけで思ったことを書き殴れたら面白いんじゃないかと思い。鮮度第一、本日中に書き終えられるよう頑張ります。
どんなネタだったかという説明は省きますので、観た人にしか伝わらない文章になると思います、あしからず…
M-1は昨年がドラマチックで面白すぎたので(「令和ロマン」が2年連続トップバッターから優勝)、それを超えてくることはさすがにないんじゃないかと思ってましたが…昨年の感想はこちらでちょこっと書いている(↓)
まず、オープニングの映像。M-1って映像作る人うますぎるな。M-1自体がもう「映画」だなと思えるオープニングでした。「令和ロマン」が参加しなくなった後のM-1を「世代交代」というキーワードでうまく表現していて、めちゃワクワクした。
- 出順1:ヤーレンズ
- 出順2:めぞん
- 出順3:カナメストーン
- 出順4:エバース
- 出順5:真空ジェシカ
- 出順6:ヨネダ2000
- 出順7:たくろう
- 出順8:ドンデコルテ
- 出順9:豪快キャプテン
- 出順10:ママタルト
出順1:ヤーレンズ
ヤーレンズがトップバッターとは…!
昨年と一昨年の「令和ロマン」がどちらもトップバッターで引かれて優勝している中、「次に優勝するのは君たちだよ」って言われてるような出順。登場前の煽りVTRで、自分たちの漫才を「乱れ打ち」と表現していたヤーレンズ。ネタが始まると「鬼滅の刃」「トーマス」みたいな子供向けボケの後に「マーガレットサッチャー」とか「光栄ある孤立」とか、世界史の教科書みたいなイギリス政治ボケがあって、その直後になぜか「糞尿」を投げつけられたりして(?)。さすがに振り幅、「乱れ打ち」が過ぎるって。司会の今田耕司さん、審査員、観客さえもイジって巻き込んでいた。「M-1の観客は感度いいだろ、もっと来いよ!」はおそらく「THE W」(12月放送)を意識した時事ネタで鳥肌立った。お笑いコアファンへの目配せも抜かりない。観覧客もあの時相当テンション上がって、行けヤーレンズ!ってなっただろうなぁ。全方位すぎて最高だった。
出順2:めぞん
おもろい!恋バナ。最初、設定が発表された瞬間に、いや「ミキちゃん」は絶対に彼のこと好きじゃん、と思ってしまった、途中で「ミキの気持ち考えろ!」っていう展開が来てようやく引き込まれた。そうだよまずミキちゃんだろって。そこから立場が逆転して「そりゃミキちゃん悪いな」となってからのサンボマスター、という展開がすごく面白かったんですが、審査員的には「歌に逃げた」という評価が多数派っぽくて。出順1番だったらもっと良かったのかな…それでも高評価してくれてたミルクボーイ駒場さんのコメントがめちゃくちゃ良かった。
出順3:カナメストーン
敗者復活組。15:00~敗者復活から観てたんだけど、カナメストーンだけはちょうど見逃してたので決勝が初見でした。見た目インパクトある、2人とも髪型おもろい、喋り方おもろい、キャラで笑わせる・愛されるタイプの人たちなんだな〜とすぐ受け入れられた。「バイオレンスな場面で『笑ってコラえて/ダーツの旅』のテーマソングが流れる」というくだりが個人的にハマらなかったため、それが3回ぐらい繰り返されたのでちょっとハマりキレず。最後のほうのツッコミワードで徐々に面白くなってきたので他のネタもぜひ観てみたい!と思えた。
出順4:エバース
昨年決勝、おもろかったよな〜。相変わらず、ふたりが発する言葉の全部がおもしろい、間がおもしろい(町田が「あん?」て言うのだけでもおもしろい)。小説みたいな漫才です。キラーフレーズがバンバン飛び出す。
いやしかし高得点すぎる……そこまでか???トップのヤーレンズ面白かったな~を全然引きずってるよ私は……
出順5:真空ジェシカ
登場直後にエレベーター(せり上がり)をイジるボケ、直前のエバースに引き続き「車」ネタになってしまったことに触れる、などなど、序盤から超絶余裕を感じた。5年連続5回目、本人たちの言う通り真空ジェシカの「レギュラー番組」としてリラックスして、楽しんでくれているんだなということが分かって期待が高まる。個人的に、運転免許取得したばかりなので「ペーパードライバー講習」ネタ楽しかった。今年もM-1決勝行けたということは、この後相席食堂の「街ブラ-1グランプリ」にも5年連続で出場してくれるんだなと嬉しい気持ちになった。
………青しんご???
出順6:ヨネダ2000
ヨネダ2000は出てくれてるのが嬉しい!
3年ぶりのM-1ってことはあの「餅つき」ネタぶりってことだよな。今年は「バスケ」。相変わらずリズム感めっちゃ良い、あやや入ってくる前のとこのリズム好き。ず~っと脱力してふざけてくれてる、唯一女性の出場者であるとかそういうの一切関係ない感じが気持ちよくて安心できる、応援している
出順7:たくろう
ツカミの「裸眼の化け物です」で掴まれた。
「俺は何を言えばいいの?わからんかった」←私も同じ気持ちw
ずっと赤木が、ただでさえ苦手な上に意味わからん大喜利に巻き込まれ続けるスタイルなんだな。面白かったんだけど点数高すぎ???ここでヤーレンズの敗退が決定、ショック……
私が勝手に、過去2年分のM-1の続きとして楽しみすぎてしまっているだけで、ヤーレンズが優勝するドラマを欲しすぎていただけなのかもしれないけど……
出順8:ドンデコルテ
初登場4組のうち、ドンデコルテと豪快キャプテンだけは、よしもとの劇場で観たことあったので知ってました。まだ私はヤーレンズの敗退を引きずっているので…初出場組がぶっちぎって、捲ってくれ!の気持ちで応援しながらみていた。
「デジタルデトックス」という設定、いいなぁ、からの意外な展開で、ケラケラ笑えた
8組目だし結構観る側も疲れているんですが、するする頭入ってくる、良いネタ選んだな~と思いました。「自民党は…」でドキッとするのに、「ありません!」が続いて安心してまたケラケラ
出順9:豪快キャプテン
こちらもよしもとの劇場で観たことあった2組目。左側の人が「じゃけえ」って言ってる、広島弁だ、みたいなところが気になる。右側の人がずっと何かに怒ってる、前劇場でみたときはそれがおもしろい人たちだったなと思い出した。
今回も同じく、ずっと何かに怒ってるネタなんだけどなぜかハマれなくて……前みたときは何で怒ってたんだっけ?ずっと怒ってるなこの人、ということがめっちゃ面白い、となったはずなんだけど、そうなるにはいくつか条件が必要みたいだ。ちょっと緊張したり、噛んだりしてたのも影響してるのかな?
出順10:ママタルト
昨年、決勝の審査で「ツッコミがやりすぎ」みたいなこと言われて、絶対そんなことないよって思ってた記憶。ツッコミやりすぎなのが面白いのに。変わってないことに期待したけどちょっとツッコミおさえちゃってた???一昨年の、敗者復活線の山登りのネタのときが1番面白かったな
最終決戦はドンデコルテ、エバース、たくろうが残った。
どこも面白かったけど、やっぱりたくろうを応援したくなってしまうよ、面白いネタであってくれ、勝ってくれ、そうじゃないとヤーレンズが浮かばれない、となり。結果、たくろうがちゃんとめちゃくちゃ面白くてよかった。赤木の大喜利がひとつも外れない。たくろうに優勝してほしいな……

…よかったあ!
2年間続いた「令和ロマン」主人公の物語が終結し、まだ知られてない、新しくて面白いチャンピオンが生まれて、1回M-1がリセットされた感がある。(ドンデコルテは少しだけ「錦鯉」のようなのリベンジ感があったし、エバースは決勝経験者だしもう4ネタぐらい見ているからかなぁ)
同じネタを観たとしてもどれぐらい笑えるか、審査で何点つけるのかには、どれだけ意識していたって「気持ち」も少しは乗っかっちゃうと思う。出場した10組は全員間違いなく面白かったんだけど、出る順番がめちゃくちゃ影響するなと思った(「トップバッターだから優勝できなかった」が令和ロマンのおかげで通用しなくなっちゃってるのは酷だ)
そしてこれも間違いないのは「審査される側が常に1番偉いし凄いよ」ということ。順位とか結果って、いろんな外部要素や運が影響してしまってるものなので、その人達の実力を評価しきれるものには絶対ならない。100人いたら100通りの気持ちと感想があるだけ。だから私も、もっとずっと審査される側でいたいなって思えた。その方が楽しそうだから。やる気もらえたよ。今年も本当に楽しかったです。
ただいまの時刻、1:00。当日中に書き切るのは難しかった…
2026年、ヤーレンズもっと応援したい…!あとは劇場行って面白い芸人さんにどんどん出会いたいなぁ